年末年始やることリスト
起業されたばかりの社長さん、年末年始にかけて税務関係はいろいろとやらなあかんことがあります。備忘チェックシートとしてご活用ください。
年末調整・・・12月給与で1年間の所得税の精算を行います。自分自身含め従業員全員(給与2千万円以下)が対象となります。年末調整を行うことは会社の義務です。従業員から「わたしは確定申告するのでやらないでOK」と言われた場合であっても、自社分の年末調整を行った源泉徴収票を発行して、それをもって確定申告に行ってもらうことになります。
支払調書・・・弁護士や税理士への支払、原稿料や講演料、デザイン料の支払いなど、源泉徴収を伴った報酬について、各個人に「支払調書」を作成して送ってあげます。これをもって各個人がそれぞれ確定申告を行うので、できれば1月中には届くようにするのがよいでしょう。
法定調書・・・1月末までに税務署に提出します。上記の年末調整と、支払調書を作成した報酬支払に関して作成します。それぞれ個別の源泉徴収票や支払調書の提出範囲については細かく定められていますので、税務署から届いた資料または国税庁ウェブサイトで確認してください。
給与支払報告書・・・従業員の住所地の地方自治体へ提出します。こちらは原則全従業員のものを提出します(退職者で一部例外あり)。
償却資産申告・・・1月末までに提出します。免税点以下(償却資産150万円)の場合であっても原則提出が必要です。
個人の確定申告・・・例年2/16から3/15までが確定申告期間です。還付申告は1/1から可能です(それぞれカレンダーによって変わることがあります)。
会社の決算・申告・・・これは各社で時期さまざまですが、12月や3月決算の会社が多いと思いますので、この年明けからの流れの続きでバタバタすることになるのではないでしょうか。個人の申告とごちゃごちゃにならんように、早めに準備をされることをお勧めします。
そして決算株主総会で翌期の役員報酬額の改定を行うこともお忘れなく!
ざっと以上です。それぞれ細かい点もありますが、まずはやらなければならない全体像を把握して、自身でできることと税理士など他人に任せることのすみ分けをしてください。ご相談、いつでも承りますができるだけ早めにお願いしますね(笑)。
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