「簿記」の起源など
会計の基本である「簿記」、この言葉は英語のBook Keepingが語源だといわれています。
ブックキーピング →ブッキーピン →ブッキー →ボキ
てな感じでしょうか(諸説あり)。
「簿記」には、「単式簿記」と「複式簿記」があります。
● 単式=家計簿やお小遣い帳のようなもの
● 複式=一定のルールを用いて仕訳・転記などを経て行うもの
一般的に「簿記」といった場合には複式簿記を指します。
企業会計においては、複式簿記による記帳をもとに財務諸表を作成することが求められています(正規の簿記の原則)。
複式簿記は、ルネサンス期にヴェネツィア商人によって発明されたといわれています。
その後、イタリア人数学者のルカ・パチオリ(Luca Pacioli)が
著書『スンマ』で紹介し欧州に広まりました。
日本では、明治時代に福沢諭吉が『帳合の法』によって紹介したのが始まりだそうです。
『複式簿記』は、取引を二面的にとらえて記帳していきます。
詳しくは別のコラムでまた記したいですが、すべての取引を「資産」「負債」「純資産」「収益」「費用」のいずれかの勘定科目に振り分けて記録していきます。
複式簿記ではすべての帳簿は最終的に必ず貸借バランスしますが、それはとても美しいものです。